季刊誌「ザ・パーム」の概要


The Palm

形 態 季刊誌(冬号:1月、春号:4月、夏号:7月、秋号:10月発行)

体 裁 B6判、128ページ(カラー16頁)

定 価 300円(本体278円)

主 宰 徳田秀子

発行人 松岡四郎

発行所 ザ・パーム出版株式会社

    〒891-0122 鹿児島市南栄5-10-4-2F

    TEL 099-267-0004  FAX 099-260-0409

 編集 かなん工房

 装丁 t.d.r.(轟木章博)/むらきデザイン

 印刷 株式会社文化印刷

創刊のことば


徳田秀子  ―平成13年(2001)創刊号より―

 政治、経済は言うまでもなく、農業、教育、医療、福祉など私たちの生活に関わるあらゆる分野で、従来の日本社会が制度疲労を起こし行き詰まりを見せています。それぞれの現場で志をもって頑張っている人ほど、時として焦燥感、無力感に襲われることが多いのではないでしょうか。

 そういう、日々の暮らしの中で情熱をもって目標に向け何事かを実践している人々、或いはそうしたいと願っている人々を応援することを目的とし、本誌『ザ・パーム』を創刊いたしました。魅力ある人々に文章を寄せていただき、その生き方、その思いをお伝えしていきたいと思います。

 一部の文化人向けの雑誌、自己満足的な雑誌、声高に主義主張を押しつける観念的な雑誌にならぬよう心がけ、悩みを抱える人々がその解決の糸口を見出し、心を癒やす媒体として活用していただける「元気の出る雑誌」、読者の方々が「私も頑張ろう」という気持ちになってくださる、分かりやすくておもしろい雑誌を目指します。どうぞ末永くお付き合いください。

 palm【pa:m】 1、椰子(ヤシ) 2、てのひら 3、(the~)勝利、成功

 

 

徳田秀子(とくだ・ひでこ)

1938年(昭和13)生まれ、鹿児島県徳之島育ち。近畿大学薬学部卒業。高校卒業後、鹿児島銀行徳之島支店に勤務。当時大阪大学医学部生だった徳田虎雄氏と結婚し大阪へ。その後、近畿大学薬学部に入学。在学中に出産。卒業後、薬剤師として徳洲会グループの各病院で勤務。1975年、医療法人徳洲会理事に就任。社会福祉法人愛心会、同芳順会(現・徳和会)理事、医療法人社団愛心会理事などを歴任、7人の子ども(2男5女)の母として、また代議士の妻として、徳田虎雄氏を支える。医療法人徳洲会の副理事長、社会福祉法人愛心会、秀心会、徳之島愛心会、長崎愛心会の理事長を務め、現在、NPO法人ひまわりネットワーク理事長、季刊誌「ザ・パーム」主宰など、医療・福祉・教育の充実に力を注いでいる。


季刊誌「ザ・パーム」休刊のお知らせ


 平成13年(2001)5月1日の創刊号発行以来、14年半にわたりご愛読いただきました季刊誌『ザ・パーム』ですが、このたび諸般の事情により休刊させていただくこととなりました。

 創刊のことば「それぞれの現場で志をもって頑張っている人ほど、時として焦燥感、無力感に襲われることが多いのではないでしょうか。そういう、日々の暮らしの中で情熱をもって目標に向け何事かを実践している人々、或いはそうしたいと願っている人々を応援することを目的とし、本誌を創刊いたしました」という所期の目的がどれだけ実現できたか、はなはだ自信はございませんが、読んで「元気の出る雑誌」、「私も頑張ろうという気持ちになってくださる雑誌」を目指して発行を続けてまいりましたことには、大きな誇りを持ちたいと思います。

 最後に、長きにわたる刊行を支えていただきました多くの読者の皆様と、私たちの想いにご共感いただき、毎号すばらしい文章をお寄せいただきました著名な執筆者の方々に、心より深く感謝申し上げます。いつかまた皆様と、誌上で再会できる日を願いつつ。

 

  平成27年(2015)10月30日              ザ・パーム出版株式会社